健康管理や専門的なアウトドア機能、フィットネス機能などを豊富に搭載し、さらにコスパが良いことに定評があるHUAWEI WATCH FIT シリーズ。
2025年5月にその最新機種 HUAWEI WATCH FIT 「4 」とフラッグシップモデルはの「4 Pro」が登場しました。
洗練されたデザインと進化した機能にワクワクする一方、大ヒットモデル「HUAWEI WATCH FIT 3」もまだまだ現役だと思っています。
今、この記事を読んでいる皆さんは、きっとこんな風に悩んでいるのではないでしょうか。
でもご安心ください!
この記事では、HUAWEI WATCH FIT 3と 4 Pro を両方とも実際に使い込んだ僕がそんなモヤモヤを解消します!


まず、結論からお伝えすると
- シンプルなデザインとコストパフォーマンスを求めるなら『WATCH FIT 3』
- 頑丈で高級感のあるデザインと一歩上の運動記録・健康管理を求めるなら『WATCH FIT 4 Pro』
これが、僕の最終的な答えです。
この記事を最後まで読めば、なぜ僕がこの結論に至ったのか、そして「皆さんの使い方」に本当に合っているのがどちらなのかが、ハッキリと分かります。

ぜひ、最高の相棒選びの参考にしてください。
WATCH FIT 4 Proと3のスペック比較表
まずは「WATCH FIT 4 Pro」と「WATCH FIT 3」の基本的なスペックを、一覧表で比較してみましょう。
それぞれの違いが パッ と見て分かるように、大きな違いは太字や記号で示しています。
▼スペック比較表
項目 | WATCH FIT 3 | WATCH FIT 4 Pro |
---|---|---|
発売日 | 2024年5月22日 | 2025年6月3日 |
価格 | 新品:23,800円 中古:10,000円前後 | 新品:39,380円 |
ディスプレイ | 1.82インチ AMOLED | 1.82インチ AMOLED |
ディスプレイの素材 | 明確な記載なし | 人工サファイアガラス |
解像度 | 480 × 408ピクセル | 480 × 408ピクセル |
サイズ ※1最も薄い部分 ※2センサー部分の厚み | 縦43.2mm 横36.3mm 厚さ9.9mm ※1 厚さ11.4mm ※2 | 縦44.5mm 横40.0mm 厚さ9.3mm ※1 厚さ11.5mm ※2 |
重量(ベルト除く) | 約26g | 約26g |
本体ケース素材 | アルミ合金 | ベゼル:チタン合金 ミッドフレーム:航空機グレードのアルミ合金 |
搭載センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光学式心拍センサー 環境光センサー | 加速度センサー ジャイロスコープセンサー 地磁気センサー 光学式心拍センサー 環境光センサー 気圧センサー 温度センサー 心電図センサー 深度センサー |
GPS | シングルバンドGPS | デュアルバンド5システムGPS |
充電端子 | 磁気充電ポート | ワイヤレス充電 |
防水性能 | 5ATM (=雨の日やプールで使用可) | 5ATM IP6X(=完全な防じん構造) ダイビング(水深40mまで) |
バッテリー持続時間 | 通常使用:約10日間 ヘビーユース:最大7日間 常時点灯機能ON:約4日間 | 通常使用:約10日間 ヘビーユース:最大7日間 常時点灯機能ON:約4日間 |
対応OS | Android 8.0以降 iOS 13.0以降 | Android 8.0以降 iOS 13.0以降 |
こうしてスペックを並べて見ると、価格や本体・ディスプレイの素材、搭載されているセンサー類、そして充電端子に大きな違いがあることがわかりますね。

「バッテリーの持続時間」が伸びてくれたら最高に嬉しかったですが、Fit 3 と同じだったので少し残念でした。
一方で、
「ここまで機能を詰め込んでもバッテリー持続時間が維持された。」
と考えれば、企業努力の賜物ですね!
(りんごのメーカーのスマートウォッチと比べたら2倍以上の電池持ちなので、望みすぎはよくないですね。)
「4 Pro」の特徴をまとめると次のとおりです。
さて、ここまで、4 Pro の特徴をまとめましたがこんなことを思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで次の章からは、この比較表だけではわからない「実際の使用感」を交えながら、特に重要な5つの違いをさらに深堀りしてレビューしていきます!
WATCH FIT 4 Proと3の大きな違いを5つのポイントで比較
スペック表だけではわからない「実際の使用感」はどうなのか。
ここからは、僕が超モデルを徹底的に使い込んで感じた、特に大きな5つの違いを写真とともに紹介します。
①-1 デザインと素材:シンプルさか高級感か
毎日身につけるものだからこそ、見た目と質感は重要なポイントです。この2つのモデルの特徴は大きく異なります。

▶右:HUAWEI WATCH FIT 4 Pro ブルー
①-2 HUAWEI WATCH FIT 3
本体の大きさは 縦43.2mm、横36.3mmと 「4 Pro」 よりわずかに小さいです。
外観は、「4 Pro」 と比べるとスッキリとした印象。
正面から見るとベゼルはほとんど見えず、ディスプレイがそのままウォッチになっているように見えます。

実際に装着してみるとこんな感じ。
スッキリとしたデザインのおかげでカジュアルシーンでもビジネスシーンでも幅広くマッチします。

側面はマット素材なのでツヤ感はなく、落ち着いた雰囲気に見えます。

①-3 HUAWEI WATCH FIT 4 Pro
本体の大きさは、縦44.5mm、横40.0mmと「Fit 3」よりわずかに大きいです。ただし、液晶画面のサイズは同じです。

▶右:HUAWEI WATCH FIT 3 ブラック
本体が大きくなった要因は、「ベゼル」の存在があります。正面から見るとベセルがハッキリと見え、アクセントカラーとなっています。
クラウンもベゼルの色と同じ色が使われており、とてもおしゃれです。

実際に装着してみるとこんな感じ。
ブルーなのはベゼルとクラウンのみなのでカジュアルすぎず、ビジネスでも合わせやすいです。

側面はマット系のシルバーが使われていて落ち着いた印象です。マット素材のおかげで指紋が目立たず、個人的にはポイントが高いです!
「Fit 3」は暗めのグレーだったので「4 Pro」の本体全体の雰囲気は明るいです。

特長的なのは本体の厚みです。
厚さは9.3mm と「Fit 3」より0.6mm 薄くなっています。
ただし、センサー部分を含めると「3」のほうが薄くなっています。

▶右:HUAWEI WATCH FIT 3 ブラック

▼下:HUAWEI WATCH FIT 3 ブラック
写真で並べて見ると厚みの違いはほとんどわかりませんね……
では、ノギスで測ってみたので比較してみましょう!
▼本体の最薄部分の比較


▼センサー部分の厚みの比較


センサー部分については、Fit 3 のほうが0.1mm 薄いですがほとんど変わりません。
②充電方式:マグネット式か置くだけのワイヤレスか
「Fit 3」の不満点を上げるならマグネット式の充電方式です。
マグネットなのでケーブルと本体のS極・N極を合わせなければならず、正しい向きで装着しないと充電ができないのがストレスでした。


その点、「4 Pro」からはワイヤレス式に変更され、ストレスなく充電ができるようになりました。ワイヤレスなので ピタッ と本体の背面にくっつけるだけで充電が開始されます。向きも気にする必要はありません。


「Fit 3」も「4 Pro」も電池の持ちがいいので充電するのは週に1回程度でしたが、このストレスから解放されたのは個人的にとても感動しました。

もう「Fit 3」には戻れない!
③-1 健康管理機能:記録から分析へ。Proだけの専門センサー
「Fit 3」と「4 Pro」の共通の健康管理機能として、心拍数の測定・血中酸素レベルの測定・睡眠モニタリングがあります。
僕が好きな機能は「睡眠モニタリング」です。
腕にウォッチを付けて寝るだけで、その日の睡眠の様子を記録し点数化してくれます。
皆さんは「しっかり眠ったのに、なんだか疲れているなあ。」という時はありませんか。
そういう時、睡眠を記録していることでその疲れの原因がわかるかもしれません。
▼HUAWEIヘルスケアアプリの画面


▼日々記録することで、「日・週・月・年」で比較することができます。


③-2「プログラム医療機器」承認を受けた心電図センサーの搭載
「4 Pro」ではセンサーが追加され、より専門的な健康管理ができるようになりました。
そのうちの一つに「心電図センサー※」があります。
改良された電極により、精確かつ迅速な心電図信号の収集が可能になりました。
※その心電図アプリは、日本の「医療機器プログラム」の承認を取得しています。
承認番号:30600BZI00035000:HUAWEI公式サイト
「心電図測定」と聞くと、少し大げさに聞こえるかもしれません。ですが、「4 Pro」なら驚くほど手軽に日々の健康チェックが可能です。
実際に 4 Pro を使って「心電図」を測定してみたところ、あっという間にできました!
ウォッチをつけている腕とは反対の手の指で、本体側面下側の電飾ボタンにそっと触れ30秒まつだけで測定は完了です。


日常で「心電図」を検査する場面というと「健康診断」などを思い浮かべるのではないでしょうか。

心電図のためだけに病院やクリニックへ行くのは少し手間がかかりますよね。
もちろん、「4 Pro」での測定結果が医師の診断に替わるものではありません。
ですが、信頼性のある心電図機能を搭載しており、いつでも手軽に健康状態をチェックできるのは大きな魅力です。
日常的にチェックしていれば、体の異変を早く見つけることができ、医師への相談もしやすくなりますね。
④GPS機能と防水機能:本格的なアスリートに応える、Proの精度
正直にお話しすると、僕の主な運動は、健康維持のための軽いジョギングや自宅での筋トレです。
そして、そのレベルの運動であれば、「FIT 3」のGPSや防水性能で、全く何の問題もありませんでした。
おそらく、ほとんどの方にとっても、FIT 3 でも十分すぎるほどの性能を持っているはずです。
ですが、「運動の目的」によっては最高の相棒になります。
- WATCH FIT 3 は、日常のフィットネスパートナー
街中を走ったり、プールで泳いだり。日々の健康づくりを支えるには最高のパートナーです。一般的なフィットネスでは十分すぎる性能を持っています。 - WATCH FIT 4 Proは、専門的なスポーツを楽しむアスリート向け
一方で4 Proは、より専門的なスポーツにおいて真価を発揮します。- 高精度な「デュアルバンドGPS」:
登山やトレイルランニングなどGPS精度が求められるスポーツをする人にぴったりです。
上昇距離や自分の心拍数、血中酸素レベルの状態を確認できるので、安全にスポーツを楽しむことができます。 - ダイビングにも対応する防水性能:
プールでの水泳はもちろん、趣味でフリーダイビングやサーフィンを楽しむ人にとって、4 Pro はピッタリです。FIT 3が「プールまで」なら、4 Proは「海の中まで」が活動範囲です。
- 高精度な「デュアルバンドGPS」:
▼HUAWEI WATCH FIT 4 Pro ワークアウト画面




僕自身は 4 Pro の性能を100%引き出すようなアクティビティはほとんどしません。
なので、皆さんの運動が僕と同じように「日々の健康づくり」がメインなら、FIT 3 で十分満足できます。
しかし、海や山で本格的なアクティビティを楽しんでいるのであれば、その性能を体感できる 4 Pro は最高の相棒になるはずです。
⑤価格
そして、最も重要なのが価格です。
新品の価格を比較すると、
- HUAWEI WATCH FIT 3: 23,800円
- HUAWEI WATCH FIT 4 Pro: 39,800円
その差は、約16,000円。
この価格差をどう考えるかが、最終的な選択の分かれ道になります。
この16,000円は、
- チタン合金とサファイアガラスによる高級感と頑丈さ
- 心電図や皮膚温度といった専門的な健康分析機能
- より高精度なGPSとダイビング対応の防水性能
- ワイヤレス充電の快適さ
これらの「付加価値」に対する投資と言えます。

▶右:HUAWEI WATCH FIT 3 ブラック
「基本的な機能で十分、コストを抑えたい。」と考えるなら、FIT 3は最高の選択肢です。
しかし、
「どうせ買うなら最高のものを。」
「健康や趣味への投資は惜しまない。」
と考えるなら、4 Proがもたらす満足感は、価格差以上のものがあると僕は感じています。
【結論】おすすめなのはどっち?
さて、ここまでデザインや充電方式、健康管理機能など、5つの大きな違いを徹底的に比較してきました。
どちらも非常に優れたスマートウォッチですが、これまでの比較と僕自身の体験を踏まえると、皆さんがどちらを選ぶべきかは
「スマートウォッチのある生活で、何を一番大切にしたいか。」
をイメージしていただくことでシンプルに決まります。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、こんな人におすすめ!

- 日々の充電ですら、一切のストレスを感じたくない方
- 「心電図」機能などの健康管理機能で、一歩進んだ安心感を手に入れたい方
- 登山やダイビングなど、専門的なアクティビティを楽しむ方
- ベゼルのアクセントカラーなど、細部のデザインにもこだわりたい方
もし皆さんが一つでも強く共感するなら、16,000円の価格差は「価値ある投資」に変わります。
特に、僕が「もう戻れない!」と感じたワイヤレス充電の圧倒的な快適さや、いつでもセルフチェックできる心電図機能の安心感は、価格以上の満足度をもたらしてくれると断言します。
ウォッチ自体の頑丈さもアップしているので、安心して装着しつづけられるもの魅力的です!
▼HUAWEI WATCH FIT 4 Proの購入はこちら
HUAWEI WATCH FIT 3は、こんな人におすすめ!

- なるべくコストを抑えて、スマートウォッチデビューしたい方
- 週に一度のマグネット充電の手間を許容できる方
- 運動は軽いジョギングやジムがメインで、専門機能は不要な方
- ベゼルのない、スッキリとシンプルなデザインが好きな方
もし皆さんがこちらに当てはまるなら、自信を持ってFIT 3をおすすめします。
スポーツや健康管理の専門機能を使わないのであれば、FIT 3 はまさに「必要十分」を極めた傑作です。
その圧倒的なコストパフォーマンスと、どんなシーンにも馴染むシンプルなデザインは、皆さんの生活を確実にアップグレードしてくれるはずです。
▼HUAWEI WATCH FIT 3の購入はこちら
この記事のまとめ
ここまでご覧いただきありがとうございました!


今回は、HUAWEI WATCH FIT 3 と 4 Pro を、5つのポイントで徹底的に比較してきました。
最後に、この記事の要点をもう一度振り返ってみましょう。
比較ポイント | HUAWEI WATCH FIT 3 | HUAWEI WATCH FIT 4 Pro |
---|---|---|
デザイン | シンプル | ベゼルがお洒落&高級感 |
充電方式 | マグネット式(向きに注意) | ワイヤレス(快適!) |
健康管理 | 基本機能は十分 | 心電図機能でさらに安心 |
アクティビティ | 日常のフィットネス向け | 専門的なスポーツもOK |
価格 | コスパが非常に高い | プロレベルの機能への投資 |
こうして見ると、どちらが良い・悪いという話ではなく、
「どちらがあなたのライフスタイルに合っているか」
が重要だということが、よく分かりますね。
最後にもう一度、この記事の結論です。
- シンプルなデザインとコストパフォーマンスを求めるなら『WATCH FIT 3』
- 頑丈で高級感のあるデザインと一歩上の運動記録・健康管理を求めるなら『WATCH FIT 4 Pro』
どちらを選んだとしても、皆さんのスマートウォッチライフがより豊かになることは間違いありません。
この記事が、皆さんにとって最高の相棒を見つけるための、最後のひと押しになれば幸いです。
またねーーツ
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