こんにちは!
毎日10時間以上キーボードを叩いているスミパンです。

REALFORCE(リアルフォース)のキーボード、憧れるけど……高すぎない?
3万円以上も出して、もし自分に合わなかったらどうしよう……
かつての僕がそうだったように、皆さんも今、そんな風に悩んでいませんか?
この記事では、そんな
「高級キーボード選びで絶対に失敗したくない!!」
という皆さんのために、僕が「REALFORCE RC1」を1か月間、毎日職場に持ち運ぶほどガチで使い込んだ本音をレビューします。

もちろん、よかった点だけでなく、

高級キーボードとはいえ、ここはイマイチだった……
というポイントも全てお伝えします。
先に 結論 からお伝えしますね。
REALFORCE RC1は、
「3万円の価値は十分すぎるほどある。
ただし、全ての人に手放しでオススメできるわけではない少し尖ったキーボード」
でした。
この記事を最後まで読むことで、皆さんがREALFORCE RC1 を「買うべきか、やめるべきか」 迷いなく・後悔なく判断できるようになります。
最高のキーボード探しの一助になれば嬉しいです!
3万円のREALFORCE RC1を購入した理由|静かな職場への異動がきっかけ
この春、僕は職場が異動になり、新しい環境で働き始めました。
そこで直面したのが、キーボードの「打鍵音」問題です。
以前の職場で2年間愛用していた「bit Trade One BFKB92UP2」。
打鍵感も良く、お気に入りの相棒でした。
…しかし、新しい職場はとにかく静かだったんです。
シーンと静まり返ったオフィスで、僕のキーボードだけが「カチャカチャカチャ……タンッ!」
まるで自分だけが騒音を立てているようで、周りの視線が気になりなんだか肩身が狭い……
大好きだったはずのキーボードが、いつの間にかストレスの原因になっていました。

これは、もうキーボードを買い替えるしかない……
そう決心した僕の頭に、ある憧れの存在が浮かび上がりました。
そう、「静電容量無接点方式キーボード」です。
「スコスコ」という唯一無二の打鍵感
一度使ったら戻れない、極上のタイピング体験
でも、平気で3万円を超える「キーボード界の高級車」
ガジェット好きなあなたなら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
僕も「いつかは…」と憧れてはいたものの、正直なところキーボードに3万円という価格はあまりに高く、ずっと購入をためらっていました。
しかし、今回の「打鍵音問題」をきっかけに、本気でキーボードを探し始めたのです。
僕が新しい相棒に求めた条件は、この5つでした。
- テンキーレスであること。
- ファンクション(Fn)キーは必須。
- 矢印キーも絶対に欲しい。
- 職場(有線)と自宅(無線)で使えること。
- 毎日持ち運べるくらいコンパクトで軽いこと
HHKBのような60%キーボードはコンパクトで魅力的ですが、僕の作業スタイルだとファンクションキーや矢印キーがないのは致命的。
そんなワガママな条件で探していた僕の目に、まさに運命のように飛び込んできたのが「REALFORCE RC1」だったのです。

コンパクトなのに、欲しいキーが全部ある!
このこなら1台で職場と自宅を兼用できるかもしれない……
3万円という価格への不安はありましたが、「これでキーボードの悩みが解決する」という期待感が、ついに不安を上回りました。
こうして僕は、思い切ってREALFORCE RC1の購入ボタンをクリックしたのです。
開封レビュー!REALFORCE RC1との衝撃的な初対面
ついに、待ちに待った「REALFORCE RC1」が我が家にやってきました。
シンプルを極めた 美しいパッケージ


届いたのは、ブランドロゴだけが印字された高級感あふれる黒い箱。
余計なテープ止めがなく、箱を綺麗に保存したい僕のような人間には、この時点で「わかってるな…!」と嬉しくなります。


そっと蓋を開けると、付属品と共にRC1が鎮座していました。


- キーボード本体
- USBケーブル(Type-A to C、使いやすいL字タイプ!)
- 取扱説明書など
はやる気持ちを抑え、まずは本体をそっと手に取ってみます。
「か、軽い…!」
スペック上の600gという数字以上に、その軽さに驚きました。

しかし同時に、正直にこうも感じました。
「あれ…?3万円のキーボードなのに、意外と安っぽいかも…?」

そう、全体がプラスチック製のため、金属のようなズッシリとした高級感を期待すると、少し肩透かしを食うかもしれません。
これが僕の正直な第一印象です。
しかし、机の上に置いた瞬間、そんな些細なことはどうでもよくなりました。


「うわ、机ひろっ!スッキリ感がすごい!」
以前のキーボードが占領していたスペースが解放され、まるで自分のデスクが「デキる人」のそれに生まれ変わったような感覚。
このコンパクトさ、最高です。
初めてのタイピングで 世界が変わった
見た目への感動もそこそこに、いよいよ運命の初タイピングです。
まず、キーに指を置いた瞬間に「おっ」と声が出ました。
サラサラとしたキーキャップは指紋がつきにくく、手汗が多い僕にとっては、これは予想外の嬉しい発見。
キートップはシボ加工のような、小さな凹凸加工が施されています。

もう毎日キーボードを拭くストレスから解放されるんだ…!
そして、ゆっくりとキーを押し込んでみると…
「……スッ」

音、どこいった…?
これまでの「カチャカチャ」という音は一切なく、ただ「スッ」とか「ポスポス」という、吐息のような音だけが響きます。
これが、REALFORCEの静音スイッチ…!
僕が選んだのは、RC1の中でもより軽い「30g」モデル。その感触は、もはや「押す」というより
「指を置いたら、入力されていた」
という異次元の体験でした。
【正直な告白】最初の1週間は「失敗したかも…」と後悔した
…と、ここまでベタ褒めしてきましたが、正直に告白します。
最初の1週間、僕は本気で「3万円、失敗しちゃったか…?」と後悔しかけました。
理由は、あまりのキータッチの軽さ。
以前のキーボード(押下圧55g)の感覚が抜けず、無意識に指を置いただけでキーが入力されてしまうRC1のキータッチの軽さによりミスタイプの嵐だったのです。

これが高級キーボード……?
自分には合わないのかもしれない……
そんな不安がピークに達した頃、僕はある機能の存在を思い出します。
それが、「APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)」機能でした。
これは「キーをどれくらい押し込んだら反応するか」を調整できる機能です。
RC1の場合は次の4段階で調節できます。
0.8mm:触れただけで反応。僕には早すぎた!
1.5mm:これだ!軽さと正確さの完璧なバランス!
2.2mm:少し押し込む感覚。これも良い。
3.0mm:しっかり打鍵したい人向け。
※mm が小さいほどキーは早く反応します。

このAPC機能を自分好みの「1.5mm」に設定したことで、世界は一変しました。
まるでオーダーメイドの靴のように、RC1が僕のタイピングに完璧にフィットしたのです。
もし皆さんも「キータッチが軽すぎるのは心配だ」という場合は安心してください。
このAPC機能が、必ず皆さんを極上のタイピング体験へと導いてくれます。
【本音レビュー】1ヶ月使ってわかったREALFORCE RC1の最高な点3つ
REALFORCE RC1を1ヶ月間、文字どおり寝食を共にするレベルで使い倒してみて、僕は確信しました。

3万円払う価値はあった!!
なぜ僕がそう感じたのか。
RC1がほかのキーボードと一線を画す、感動レベルの「最高な点」を3つ、熱く語らせてください!
最高な点①:至福の打鍵感

キーボードなんて、どれも同じでしょ?
と思っているなら、RC1は皆さんの価値観を180度変えてしまいます。
「押す」から「触れる」へ。異次元の軽さ。
僕が選んだのは、キー荷重が軽い30gのモデル。
これまでのようにキーを「カチャカチャ、タンッ!」と打ち込むのではなく、指をそっと「スッ…」と置くだけ。
力がいらないので流れるように「サラサラ」とタイピングをすることができます。
この感覚、何かに似ているな…と思ったら、コンビニのATMです。
実は、あの押し心地の良いテンキーも、RC1と同じ「東プレ製」の「静電容量無接点方式」。
あの独特の「スコスコ」「ポコポコ」という心地よい打鍵音と感触を、全てのキーで味わえると考えてみてください。最高だと思いませんか?
僕には最高の押し心地でした!
何か文字を入力するわけでもないのに、ついついキーボードを触ってしまいます。
このキーボードのおかげで1日に10時間以上タイピングしても、以前感じていた指や肩の疲れが軽くなりました。
最高な点②:毎日持ち運べる「圧倒的な身軽さ」
「こんなに良いキーボードなら、家でも職場でも使いたい!」
そう考えた僕は、当初「2台買い」も検討しました……が3秒悩んで断念しました。
2台揃えるとなると合計6万円超えの現実に我に返り、「1台を毎日持ち運ぶ」というスタイルを選択しました。
これが、結果的に正解だったのです。
600gは、最高の”相棒”になれる重さ
RC1の本体重量は、わずか600g。
リンゴ2個分くらいの重さで、専用ケースに入れて毎日バッグで持ち運んでも、全く苦になりません。


そして、この絶妙な重さが生み出す、地味だけど最高のメリットを発見してしまいました。
それが「片手で電源ON/OFFできる」こと。

- 仕事を始める時、サッと片手で電源ON。
- 離席でスリープに入ったPCを、座ったまま片手で復帰。
- 仕事を終える時、スマートに片手で電源OFF。
キーボードが軽すぎると本体が動いてしまい、重すぎると持ち運ぶのが億劫。
600gという重さは、本体を動かさずにスイッチを操作できる、まさに「絶妙な重さ」だったのです。
このストレスフリー感は使ってみないとわからなかった「最高な点」でした。
最高な点③:「絶妙な全部入り」感、あらゆるシーンで活躍
「静電容量無接点方式」のコンパクトキーボードの世界には、「HHKB」という強力なライバルがいます。
しかし、僕がRC1を選んだ決定的な理由は、その「絶妙なキー配列」にありました。
▼ サイズはほぼ同じ。でも使い勝手は段違い
まずは、この比較表を見てください。
機種 | サイズ | キー数 | 特徴 |
---|---|---|---|
REALFORCE RC1 | 縦130mm✕横295mm | 82 | ・Fnキー有 ・矢印キー有 ・Deleteキー有 |
HHKB HYBRID Type-S | 縦120mm✕横294mm | 69 | ・Fnキー無 ・矢印キー有 ・Deleteキー無 |
驚くべきことに、RC1はHHKBと横幅がほぼ同じなのに、キーが13個も多いんです。
縦幅についても、RC1のほうがわずかに10mm大きいだけ。
この差が何かというと、「ファンクションキー(Fn)」「矢印キー」「Deleteキー」の有無です。


HHKBでは「Fnキー+〇〇」といった同時押しが必要な操作が、RC1ならワンタッチで完結します。
Excel作業や文章編集で矢印キーを多用する僕にとって、この差は決定的でした。
このコンパクトさが実現できている理由は、本体のフチを究極まで細くしているからでしょう。
本当に無駄がない!
さらに、「USB有線」と「Bluetooth」の両方に対応しているのもありがたい!
職場では: セキュリティ上 安心の「有線接続」
自宅では: 机をスッキリさせる「Bluetooth接続」
どんな環境にも完璧に対応してくれる柔軟性。
まさに「これ1台あれば、どこでも戦える」という安心感を与えてくれます。
【注意】購入前に知ってほしい、REALFORCE RC1の3つの気になった点
さて、ここまでRC1の魅力を熱く語ってきましたが、もちろん良いことばかりではありません。

こんなはずじゃなかった……
と後悔しないために、僕が1ヶ月使って感じた気になった点も包み隠さずお話しします。
注意点①:3万円の壁。僕が「それでも買う」と決断した理由
もうこれは、誰もが感じることだと思います。
キーボードに、3万円……正直、高いですよね。
僕もこのRC1を見つけてから、購入ボタンを押すまでに本気で3日間悩みました。
「本当に、キーボードにこの金額を出す価値はあるのか?」
「もっと安い、良いキーボードがあるんじゃないか?」
そんな考えが頭の中をぐるぐる……
結論として、僕は
「最高の相棒になる可能性がある!」
と思い切って購入し、結果的に大満足しています。
しかし、万人におすすめできる価格でないことは事実です。
ここが、皆さんがRC1を選ぶ上での最大のハードルになることでしょう。
注意点②:見落としがち?「バッテリーの寿命」問題
RC1は充電式で、内蔵のリチウムイオンバッテリーで動作します。
公式サイトによると、このバッテリーの寿命は「充電サイクル300回」が目安とのこと。
1回の充電で約1ヶ月もつので、単純計算すると……
300回 × 1ヶ月 = 300ヶ月 → なんと25年!

「え、25年もつの?じゃあ全然問題ないじゃん!」
…と、思いますよね?
でも、僕は少し冷静に考えています。
リチウムイオンバッテリーは温度変化に弱いことで有名です。
例えば、
・真夏の車内に置きっぱなしにしたり、
・直射日光が当たる場所に長時間放置したり
すると、バッテリーの劣化が早まる可能性があります。
逆に、寒冷地など温度が下がるような環境でもバッテリーの性能が十分に発揮できません。
どちらの状況も日本では起こり得るので、本当に25年もつかは正直なところ使ってみないとわかりません。
ただ、ここで一つ安心材料があります。
REALFORCEは、7,700円(税込)でバッテリーを交換してくれるサービスを用意してくれています。
(REALFORCE公式サイトのバッテリー交換サービスは こちら )
万が一バッテリーが寿命を迎えても、修理して使い続けられる道が用意されています。
これは、長く使い続けたいユーザーにとって、非常に心強いサポート体制だと言えるでしょう。
(RC1を25年使う前に、RC1の次世代機が出ているかもしれませんが……)
注意点③:快適に使うには「パームレスト」がほぼ必須
これは、購入してから気づいた盲点でした。
RC1は本体の厚み(高さ)があります。

そのため、机に手首を置いてタイピングしようとすると、手首がグッと反り返るような角度になってしまうんです。
特に、上段にあるファンクションキーを押すときは、手首を浮かさないと指が届きません。
これでは、せっかく指が疲れないキーボードなのに、手首が疲れてしまいます。
そこで僕は、職場と自宅の両方にパームレストを導入しています。

パームレストを使うことで、手首の角度が自然になり、RC1の最高の打鍵感を100%引き出すことができます。
つまり、RC1を本気で快適に使いたいなら、「本体価格+パームレスト代」が初期投資として必要になる、と考えておいた方が良いでしょう。
パームレストは高さに気をつけてください!
ちなみに僕が色々試して行き着いたのが、このHyperXのパームレスト(リストレスト)です。
RC1との高さがシンデレラフィットで、手首が本当に楽になりました。
【番外編①】一部のユーザーが指摘する「キー」について
僕は全く気になりませんでしたが、購入前に調べたレビューの中には、キーを指摘する声がありました。
①「Zキー」が、一般的なキーボードより少し左にズレている。


②「右Shiftキー」が小さくて、使いにくい。


ホームポジションが完璧に体に染み付いている方や、高速タイピングを極めている方にとっては、このわずかな違いがストレスになる可能性もゼロではありません。
もし不安な方は、購入前に一度、家電量販店などで実機に触れてみることを強くオススメします。
(REALFORCE展示場所は こちら です。)
【番外編②】キートップの「かな印字」が気になった。
最後に、僕の中で優先順位は低かったものの、気になった点があるので紹介します。
それは、キートップの「かな印字」です。

かな印字がないだけでスタイリッシュになる!
以前使っていたキーボードはかな印字が無く、とてもスッキリしたデザインで好きでした。

かな印字があるとごちゃごちゃしている印象に見えてしまいます。
RC1でもかな印字がないものがあれば間違いなくそちらを選びましたが、日本語配列モデルは全てかな印字があるものしかなかったので残念でした。

REALFORCEのご担当者様!
かな印字無しモデルの発売をお待ちしています!!
まとめ|REALFORCE RC1は、あなたの「最高の相棒」になる?
さて、ここまでREALFORCE RC1の魅力と気になる点について、僕の本音を余すところなくお伝えしてきました。

で、結局のところ、自分は買うべきなの?」
皆さんが気になっている問いに答えるために、この記事の結論として「どんな人にRC1がおすすめなのか」をズバリまとめます。
【結論】こんなあなたには、最高の相棒になります!
もし、以下の項目に2つ以上当てはまるなら、REALFORCE RC1はあなたの想像以上に仕事や作業の質を向上させてくれる、「最高の相棒」になる可能性が非常に高いです。
思い切って買ってみる価値は、十分にあります。
【正直な話】こういう人には、合わないかもしれません
逆に、もし以下のようなタイプに当てはまるなら、RC1はオーバースペックかもしれません。
無理して購入するのではなく、正直に、ほかの選択肢を検討することをおすすめします。
世の中にはほかにも素晴らしいキーボードがたくさんありますからね✨️✨️
(※特に、キー配列が気になる方は購入前に家電量販店で触れてみることを強くオススメします!
REALFORCE展示場所は こちら です。)
結論|3万円のキーボードは、僕の「仕事観」を変えてくれた
ここまで長い時間、僕のREALFORCE RC1への想いにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
最後にもう一度、僕の結論をお伝えします。
僕は、毎日職場に持ち運ぶほど、REALFORCE RC1を心の底から気に入っています。
あれだけ悩んでいた指や手首の疲れから解放されただけでなく、今では「文字を打つ」という行為そのものが、楽しくて仕方ありません。

意味もなくキーボードをタッチすることもしばしば……
たしかに、3万円という価格は決して安いものではありません。
僕も買う前は「高すぎる……」と、何度もAmazonのカートから出したり入れたりしました。
でも、今なら断言できます。
これは単なる「高いキーボード」ではなく、毎日の仕事の質とモチベーションを劇的に引き上げてくれる「最高の相棒」になりました。
もし、かつての僕と同じように、
「キーボード選びに悩んでいる…」
「タイピングによる指・手首の疲れが気になる。」
「REALFORCEに憧れるけど、一歩が踏み出せない…」
と悩んでいるなら、ぜひその背中を僕に押させてください。
その一歩先には、あなたが想像している以上に快適で、楽しいタイピングライフが待っています。
いきなり購入するのが怖いなら、まずはヨドバシカメラ、ソフマップなどの家電量販店で、ぜひ一度実物に触れてみてください。
その指先から伝わる「スッ…」という感触が、きっとあなたの迷いを吹き飛ばしてくれるはずです。
あなたのキーボード選びが最高の形で実を結ぶことを、心から願っています!
またねーーツ
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